NワンにENKEIさんのPF07ダークシルバー16インチ、SPOONさんのプログレッシブスプリングでローダウン、マフラーもSPOONさんのN1マフラーを付けました。スポーティな7本スポークが似合っていてカッコいいです。
SPOON参照↓
このプログレッシブスプリングは、N-ONE RSの持つ軽快なハンドリング性能を向上させながら、高い安定性を得ることを目指しました。
私たちがサスペンションシステム開発時に重視する点は、リバウンドストローク(ロールした際のタイヤの伸び側のストローク量)をいかに確保できるかです。
高い安定性を持たせるには、高速走行時やコーナーリング中、タイヤを路面に常に接地させる必要があります。それにはリバウンドストロークを多くすることが重要で、車高を下げるとその分リバウンドストロークが増えます(例:ダウン量20mmの場合リバウンドストロークが20mmアップ)。
しかし、リバウンドストロークを増やすため、過度に車高を下げるとバンプ側のストロークが不足し、ダンパーが底突きを起こし挙動が乱れやすくなり、乗り心地も非常に悪くなります。
走行時のタイヤのバンプ、リバウンドそれぞれのストローク量を測定しながらテストを行い最適なバランスを見つけ出し、フロント-25~-30mm、リア-25~-30mmのダウン量としました。
また、コーナーリング性能を決めるもう一つの要素であるスプリングレートは、高めすぎて乗り心地を損ねないよう、ワインディングやミニサーキット等、様々なステージでテストを行い、フロント3.6kgf/mm、 リア2.7kgf/mm(ノーマルレートFr/2.0 kgf/mm Rr/1.8 kgf/mm)に設定しました。
リバウンドストロークアップによる安定性の向上、車高ダウンに伴う重心の低下とスプリングレートアップによるコーナーリング性能の向上、これらの要件を乗り心地を損なわずバランスさせたプログレッシブスプリングでN-ONEはもっと楽しい車に変わります。
車高ダウン量:フロント-25~-30mm、リア-25~-30mm
スプリングレート:フロント3.6kgf/mm、 リア2.7kgf/mm